03«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

~学問をする眼目は、自己を磨き、自己を確立することにある~

参拝、読書、歴史、映画、美術館巡り、美容、メイク、ファッション、グルメ、インテリア、ヨガ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

cm --   tb --   page top

芸妓峰子花いくさ/ 岩崎峰子 

漫画・紅匂ふ/大和和紀、漫画・カツシン〜さみしがりやの天才〜/吉本浩二から興味を持ち、読んでみました。

芸妓峰子の花いくさ。



面白かったのは、知られざる舞妓や芸妓の世界を世に知らしめたいと書いてくれたこと、どんな人達が祇園甲部に来るのかを書いてくれたこと。世間が知りたいことを伝えてくれているし、お客様の方でも舞妓や芸妓と遊んだ経験は誇ることであり恥じるようなことがないからこそ書けるのだと思うと、日本の伝統の素晴らしさを再認識させられます。

彼女の主張する生き方、「私は筋の通らないことは嫌いです」

ネットで読者の感想を読んだ時あまり彼女の人柄に好意を持つ読者は少ないように見えましたが、私はこの方の生き方や考え方は好きです。彼女の経緯を彼女自身が記した文で読んだ時、彼女はわずか6歳ながら自分で選んで決めましたと言い切る潔さ・誇り高き心も凄いし、ぶぶ漬けを出す京都の伝統を濃く受け継いでいらっしゃるように思えます。

一方で、読者に嫌われる理由はおそらく二面性でしょうか。彼女自身は筋の通らないことはしたことがないと思って生きています。そう思い込まねば生きていけないほど苦しむ方のようです。それが一読者である私には不思議に思えてしまうのです。たとえば、養女に入った置屋さんであった差別化を無くしたのは私よ!と書きながら、芸妓と遊女の違いを一緒にしないで欲しいの!と書くその心。仲間意識と言いますか、祇園の仲間は差別しないの!だけど島原(遊女)は下賤よ!と読めてしまいます。私がひねくれた人間だからでしょうか。彼女の、誇り高く、祇園を愛し、世間の誤った認識を正したい、区別して欲しい気持ちはわかりますが、身体を張った遊女の苦労だって並大抵では無いでしょうに。私も身体は売らないし、彼女も頑なに芸を売っても身は売らぬと書いていますから、貞操観念の強さもわかります。私によく似た好き嫌いの激しさと思い込みの強さが本を通して読めて、一歩引いた形で、まるで私がいつも思っている信念を見せられたような気持ちとなり、私が人から嫌われる理由もわかってくるような気がします。多分、誰からどう思われようと自分の意思を貫くことの方が重要なのでしょう。この矛盾が人間らしくなんとも滑稽でしたが、やはり嫌いではありません。弱さを見せれば潰されてしまう、本にもあったように「いけずにあう」イジメにあう経験があります。ずっといけずにあっていたからこそ、勝気で強気に心を奮い立てるのでしょう。

そして、嫌われるエピソードその2、チャールズ皇太子が彼女の扇子にサインしてくれた時、人に断りもなく落書きをするなんて許せませんなんて伝えることは、文化の違いやお客様の真心を受け止めてはいませんし協調性もありません。それでも彼女の主張する「お客様の席では常に無垢(私は白と表現しますが)でお座敷に上がる」ことは正解だと思うのです。1日10件もお客様とお客様の間を行き来していれば、前のお座敷での色を持ち込む方もいますが、お客様の1つ1つのお座席がそれぞれの色を出し、全てのお席でその個々が主役となるべきだと思うのです。舞妓や芸妓がお座敷に上がれば必ずファンはつきます。違いは少数派か多数派かだけです。彼女はナンバーワンを取っていたし、多数に彼女の考えは支持されました。大切なことはブレないこと。彼女を見初めた置屋のお婆さんがマッカーサー元帥に楯突いた時の心に共感し、受け継ぎたかったのではないでしょうか。グッチがいらっしゃった時も、サインは丁重にお請けしませんと突っぱね、信念がブレていません。

本のサブタイトルは ほんまの恋はいっぺんどす とあるように、この本に書かれた恋は、彼女の人生のただ一つの恋だと信じているように思います。そこまで愛した男の通夜にも葬儀にも参列しなかったけれど、彼女自身が知っている男との繋がりの深さ。そんなに身を焦がすほど人を愛し、素直な感情で接し、ここまで感情を出せるのは自分への絶対的な自信があってこその行動なのではないでしょうか。

あまり良い表現になりませんが、私が感じたままに著書を要約すると、大恋愛へ発展したのはここまで男が誠意を示してくれたからで、男は自分に離婚する約束をし続けていたこと、奥様や子どもが居ることを知っており自らは応じる気がなかったとあります。しかし結局彼女は自らがこの不倫に応じている訳ですし、大麻や未成年の飲酒をあれほどまでに強く批難しておきながら、不倫や不貞行為と言う立派な法律違反を5年以上しています。しかし一切を恥じていません。この信念も彼女らしさでしょう。私ならば不倫をすれば必ず正妻と愛人の差を感じてしまうし、同列の立場だとと主張することなど絶対に出来ません。男から嫌われれてしまうのではないかと恐れ、男の望む都合の良い女を演じてしまうでしょうし、しかし心の内では常に劣等感を感じてしまうし、耐えられません。彼女は彼女なりの表現で、苦しみや辛さを淡々と書いていました。

彼女は「嘘をつかない」「身ぎれい(離婚)にする」と約束させましたが、男はずっと約束を守ってくれませんでした。交際から5年経ち、(妻がいつもの逢引を重ねたスイートルームに泊まるため、峰子さんに宿泊する部屋を移動させ)「打ち合わせで遅くなる」との言葉を信じていました。違和感を感じていた彼女はフロントに告げてこのスイートルームに入ると妻の荷物があり、全てを悟りました。そのいつものホテルのいつもの部屋には奥様が泊まっており、いよいよ別れを決意します。最後のこの嘘を許さず、妻の毛皮のコートを裁ちばさみでズタズタに引き裂き、荷物をぶちまけ、言葉ででゃなく態度で伝えます。この行動を見ても彼女は男と対等に渡り合い全く引けを感じないですね。不倫を経験した女性の素直な気持ちではないでしょうか。そこまでの気位の高さが羨ましい。言ってくれば毛皮くらい弁償した、言ってくれば別れを告げた、しかし彼女の怒りに男は触れず、その後もお付き合いは引きづられました。彼女は言葉も行動も伝わらないならばと、自らで一方的に線引きをし、身を引きました。男は焦りましたが、情にほだされることなく貫きました。女性の強さを感じるエピソードですね。この辺りも私にはない強さで憧れます。

生き方が違う、違うからこそ興味を持ち、知りたくなる。人の人生とは、兎角美しい。どんな人生にもその人なりの苦楽が伴い、挫けずに立ち向かうことこそ、人生に華がある。

-- 続きを読む --
スポンサーサイト

category: 読書

thread: 最近読んだ本 - janre: 本・雑誌

cm --   tb --   page top

平成三十年神宮館福賽暦 

会社の忘年会で「趣味は美術館巡りと、神社巡りです」と伝えたら、高島易断所本部編纂の占い本をいただきました。裏には業者のお名前がガッツリ書いてあるような冊子なんですけどね。去年も別の方からいただいたし、皆さん、私が占い好きそうだって思ってるんだろうな(笑)



昨日から年末年始のお休みに入り、早速読んでみました。表紙の裏には年齢早見表と共に、「九星」が下から8〜107歳の分まで書かれております。縦が11段、横が9段、99まで書かれている訳ですが、表で見ると下の方に位置するので、人生はまだまだこれからですね。

平成三十年は、戊戌(つちのえ いぬ)です。江戸時代の蘭学者・高野長英が「戊戌夢物語」を著しています。私にとって夢とは。不思議なことに昨年見た夢が今年は現実となっていたことがあり、あ、このシーンは2回目だ、このことは夢で見ていたと思うことが割と多いのです。周囲にこのような話をすると不思議ちゃんからオカルトちゃんにあだ名が変わりそうなので言えないのですが、大きい事柄での予知はなくとも、自分の心には予知があるような。

下部の表は、1月から12月までの干支、九星、行事、旧暦、六輝、中段、満潮、干潮が書かれております。



行事の中に、選日が書かれており、「一粒万倍日」「不成就日」「天一天上」「天赦日」を気にする私は、来年分をマーキングしておきました。ふう。いつもネットで調べて手帳に書き記していたから作業が楽になりました。こんな私の内側も人には話せませんけどね(笑)

さて、お次は「祐気取り」について。私はこの祐気取りを知りませんでした。何やら良い方位を知り、パワーをもらうらしいのですが、しばらく読み耽り散々調べても理解出来ませんでした。詳細な説明は難しいってこの冊子にもありますし、本気度が高い方は占い師に頼まないとダメなレベルでしょう。



冊子の通り簡単に調べると、私の九星気学の本命星から割り出した吉方位は北西のようです。自宅から地図で北西を調べると、キレイに線と一致する場所が「ハバロフスク」でした。ロシア旅行か、行ってみようかな。占いに凝りすぎている訳でなく、私の一番行きたい外国がロシアなんです。20歳くらいからずっとロシアの歴史に興味を持ち、趣味程度ですがロシア史はかなり読みました。エカテリーナ2世が特に好きですが、ピョートル大帝からロシア革命、ロマノフ王朝崩壊、スターリン、ペレストロイカなど、近世〜現代のロシアを好んで読んでいると思います。

ハバロフスクと言われてパッと思いつくのはシベリア抑留ですが、手を差し伸べねば死に至るほどの厳しい地って凄いですよね。ロシアの冬将軍、それ以上のシベリア抑留、どれだけ寒いかを味わってみたいと昔から思っていましたが、いざ行ってみようと調べるとドキドキします。

占いからだいぶ外れてしまいましたが、祐気取りしてみようかなーと思う今日この頃でした。金は天下の回りもの、経験や知識を得るためにはたくさん使わないと、あっと言う間に人生が終わってしまいそうで。

category: 読書

thread: 占い - janre:

cm --   tb --   page top

カツシン さみしがりやの天才/吉本浩二 

先日読んだ、紅匂ふ に出てくる勝新太郎に興味を持ち、カツシンの漫画を読んでみました。

カツシン さみしがりやの天才



全2巻です。



この漫画の作者は手塚治虫のことも書いており、面白くて何度も読み返しました。手塚治虫同様、故人であるカツシンの人生を追う際に故人が強く関わりを持った人たちに取材をし、回想録を描いています。妻の中村玉緒さん、息子の鴈龍さん、共演者の原田美枝子さん、松田優作の妻・美由紀夫人などがストーリーテラーです。

決して絵がキレイではないのですが、全然見やすいし、わかりやすい。カツシンについて簡単にまとめると、映画が好きだった人、歌舞いて生き抜いた人、人が集まる温かさを持った人というところでしょうか。紅匂ふで愛人とされている岩崎峰子さんのお話とは随分違ったカツシンでした。漫画家の吉本氏に描かせると「人から愛される人物」となってくるのでしょうか。

私が印象的に思ったのは、やはり役者であるカツシンでしょう。カツシンと言えば座頭市の他、大河ドラマ・独眼竜正宗で豊臣秀吉役を演じました。名演技と言われた才あれど、こんな面白いエピソードがあったなんて知りませんでした。その昔、私も撮影現場に携わったことがあるのですが、いつ演技するかわからない役者さん、いつもいつでも撮らせる役者さんは、良い役者さんだろうなと思います。メイキングでも使えるし、一番良い場面を抽出できるわけですから。台本のない作品は編集者の腕次第。いつでも役者で居続けるカツシンは、ご自身がそんな人でありたいと願っていたのではないか。それには周りのサポートは絶対に欠かせませんが、サポートの有り難さを彼はしっかりと理解していた。だからこそ素敵なのでしょう。

私もいつも明日への不安を抱えています。しかし、私が私で居るために、私が私を好きで居られるように、私を生きるためには、歌舞いて生きてきた人生を、今さら変えたところでどうなるのでしょう。華やかに咲いて散る。その今までを全て否定して生き方を変えるのはもったいない。守られねば生きていけないかもしれないけれど、たとえ1人でも今が踏ん張り時だと信じて、決して自分を変えることはしない。中途半端な自分が嫌だから、途中で自分らしい生き方を止めない。

カツシンの生き方は周りへの苦労を増やしました。しかし、カツシンの生き方を守り愛した家族。死後もカツシンの粋な人生を愛する人が居ます。こうやって書き残す人が居ます。そういう人生を認めたい。明日のことなんてわからないから、今日を大切にしたいです。

カツシンの本に出会って、不安ばかりの気持ちで過ごしていた毎日が少し変わりそうです。






category: 読書

thread: 漫画の感想 - janre: 本・雑誌

cm --   tb --   page top

Blog更新のお供に。 

今日はクリスマスイブですね!最近はBlogもマメに更新するようになったので、自分へのクリスマスプレゼントとして自撮り棒を購入しました。セットで安くなっており、三脚・リモコン・セルカレンズ・バンカリングと併せて。



大抵はiPhoneで撮影し、iPadで記事を書いています。Bluetoothのキーボードも持ち出しやすいのでお気に入り。



さて、今日もどこかへ出かけるか。




category: お出かけ

cm --   tb --   page top

紅匂ふ 〜芸妓峰子の花いくさ〜/ 大和和紀 

文京区弥生にある弥生美術館で明日まで、大好きな漫画家の1人である大和和紀の「はいからさんが通る展」が開催中。この「はいからさんが通る展」を楽しみたくて、ここ1週間ほど大和和紀・中毒の私です。持っている漫画は、最近連載が終了した「イシュタルの娘」「あさきゆめみし」「ヨコハマ物語」「N.Y.小町」「はいからさんが通る」「にしむく士」「天の果て、地の限り」「菩提樹」

そして「紅匂ふ」。全4巻、高度経済成長期にご活躍なされた芸妓さんのお話です。



内容は、舞妓になるまでのエピソードと生い立ち、舞妓修行中の出来事、祇園のしきたりのこと、祇園の仲間のこと、そしてご自身の恋、漫画オリジナルエピソードであるその後の人生にいきつくまでの出会いなど。

何度か読んでおり久しぶりに読み返しましたが、何かできることを!と使命感のような考えを持つこの女性を、私は嫌いじゃない。しかしネットでの感想はあまり良い反応ではないようです。自慢っぽいとか、守秘義務違反だとか、性格悪いとか。「私はモテたのよ!」って言う女性に対して、自慢しているとか自惚れだと思う女性はとても多いけれど、自分を見せること/魅せることが出来なくてこういうお仕事は務まらないのではないかと思うのですがね。

この女性は、日本の一流をご贔屓に持ち、あの有名俳優・勝新太郎と恋仲になるのですが、現在では勝新太郎の妻・中村玉緒さんが有名過ぎるあまり、あまり愛人への情けはないようですね。私は不倫をしない主義ですが、妻が居る男性と恋に落ちる気持ちはわかるように思いますし、本気になれば妻の存在を気にするのは当たり前なのではないでしょうか。素敵だなと思う男性は人の心を大切にするからやっぱり妻との生活が軸になっているパターンが多いし、ある程度の歳になっても独身でいる男性には何かしらが欠けているように見えますね。まあ、その欠けている何かを埋めてあげられるくらいの女性であれば、男性は結婚したいと思うのでしょう。

祇園の女性然り、このような華やかな世界の女性はどうしても舞台寿命は短くなります。そうすると不安と闘わなくてはならないし、なまじ一流の男達とのお付き合いを知ってしまうと華やかな生活から一転して最盛期の終わりを迎えることは怖くなるでしょう。華であった時代から降りまだまだ長い人生を切り替えて、後世に尽くす彼女は素晴らしいと思います。私はこんなに頑張ったし、真面目で素晴らしくて立派なのよ!って言ってもいいじゃないですか。たとえば大学を現役で卒業して22歳から60歳、再雇用で65歳まで、38年間または43年間、18歳から働けば47年間、一般的な会社員であればこのように働くことも出来るかもしれませんが、違う世界に生きる人がどのように貢献するかはそれぞれです。起業して80歳まで生きて生涯現役で舵取りしてわずかな年金を受け取って、ではそれらの働きをして生きてきた人たちを、支え励ます人はどのように生きているか、考えたことがありますか?

彼女は幼い時から人生が決められ、望んで芸の道に進んだ訳ではありません。彼女自身キッパリと主張しています。しかし置かれた運命から逃げずに向き合った。その後は引退し、家も継がず、厳しいご意見もあるかもしれません、しかしご自分の人生の可能性を信じて、人生を諦めずに生きることに一生懸命な人を、私は尊敬したい。私はとても中途半端な人間ですからね。記録を作った人って凄いと思うんです。もしかしたら、私が生きたこれまでが記録とはならなくとも『記憶』には残っているかもしれません。こうやって中途半端に生きて自分を認められない私ですら、私と言う1つの人生は与えられている訳ですから、今日1日、そう私が生きている限り、楽しみ、諦めず、何かはしながら生きていきたいですね。

と言うことで、私が生きてきた証を1枚。舞妓となって記念撮影してきました。



ちょっとメイクの話をしますが、最近自分の眉がキマらず美容雑誌などで研究していたら、眉にチークを足すなんて記事がありました。舞妓さん・芸妓さんのメイクは眉に朱を足すので、その原理なのかもしれませんね。面白い記事として、景気が良いと眉毛が太くなり、景気が悪いと眉毛が細くなるなんてありました。平野ノラさんのメイクを見ても、バブリーメイクでは極太に描くし、ここ数年は太眉ブーム、ちょっと前のリーマンショック辺りではそんなに太い眉は流行らなかった気もします。「石原さとみの眉毛が細くなったら、日本の経済は危ない!」なんて記事も見ましたが、メイクで経済が読めたら面白いですね。今現在は私個人の経済事情が不透明だから眉毛が決まらないのでしょうか? 太くしてみようかな(笑)



category: 読書

thread: 漫画の感想 - janre: 本・雑誌

cm --   tb --   page top

Profil

News

Category

Month archive

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。